- 2014-7-30
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もうすぐ8月ですね。
日本の8月は広島・長崎への原爆投下、そして終戦記念日が
あるため、歴史を振り返るタイミングだったりします。
歴史繋がりで、こんな記事を見つけました。
【教育再生考-現場からの報告(1)】かわいそうじゃなかった女工たち、近現代史から逆さに学ぶ
記事の要約は、こんな感じです。
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自国のアイデンティティの育成には、近現代史を学ぶことが重要だが、
日本の歴史教育は縄文時代から始まり、江戸時代ぐらいまでに大半の
時間を費やしてしまい、近現代史に触れずに終わってしまうことが多い。
また、近現代史は(日本が第二次大戦の敗戦国であるせいか)マイナス
イメージで捉えられることが多く、多角的に見なければ、自国の立場を
主張できるような日本人が育たない。
そこで、一部の教育関係者の中では、近現代史から「遡って」教える
という試みをしている。
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上記の記事には、歴史を逆さに学ぶメリットとして「歴史を暗記科目でなく
思考科目にできる」「歴史に興味を持たせられる」などが挙げられていましたが、
本当に大事な点は『史実を自分事として考える』ということだと、私は思います。
「過去の状況の本質(人間心理や争い事が起きる力学、天災とその対応による結果など)は、
現代の自分にも同じことが当てはめられるのではないだろうか?」と考えることにより、
歴史認識を深められるし、解釈する力、自分の軸を持つ力も高まります。
では、『史実を自分事として考える』ためにはどうすれば良いでしょうか?
ポイントは下記3点と考えます。
①「当時の状況(外部環境)が今とどう違うのか?」を具体的にイメージすること
②「その時代を生きてきた人達が、どんな思いで過ごしていたのか?」を、
様々な立場から考察し、時代に感じ入ること
③当時の歴史の学びから、「今の自分たちには何が活かせるか?」
「自分はどのように生きていきたいか?」など、自分自身に引き寄せて考えること
さらに、近現代史から学ぶ良さとしては、遠い過去より、近い過去からの方が、
多少なりとも身近なものとして学びやすい点が挙げられるでしょう。
取っつきづらい方は、まずは家族の歴史などから振返ってみたりすると、
歴史を自分事として捉える感覚がつかめると思いますよ(^^)
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