- 2014-5-25
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■定年延長パニックはあるの?
2013年4月から改正された高年齢者雇用安定法により、
65歳まで定年が延長されることになりました。
この改正を受けて、企業側からは「コスト負担が大きい」
「若手のモチベーションが下がる」「若手の雇用機会が失われる」
といったネガティブな声が聞こえてきています。
たしかに、シニア社員が会社でゲームをやったり、雑談していたり、
ということで一日を終えたら、働き方としてはとても尊敬できるものではないし、
一緒に仕事している社員からすると、たまったものではありません。
シニア本人としても、第二の人生を迎えるには、あまりにも寂しいですよね・・・
さらに、元部長などが意思決定に口出ししてきたりされると、
指揮系統が混乱して、現管理職がやりづらい、ということもあります。
色々とネガティブなことが聞こえてはきますが、昨今の景気回復途上の中、
人が足りないとも言われる状況においては、経験豊富なシニア人材は
貴重な資産になるのではないでしょうか?
■「シニア活用の方法が分からない」ということなら『新規事業』を任せよう!
上記のようなシニア活用の悩みがある場合は、シニア社員に
新規事業を任せてみてはいかがでしょう?
シニア社員は、たくさんの顧客をみてきており、顧客開拓にも
大きく貢献できるでしょうし、技術関係の人であれば、知識と経験を
余すことなく発揮できる機会があります。
シニア本人も、これまでの働き方から新しい働き方へのチャレンジと
なり、やりがいもでるのではないでしょうか。
ただ、フレッシュなアイデアなどは、若手なども一緒に出した方が
良いでしょうし、シニアの方々は体力的にキツイ部分もあるので、
そこをカバーしてあげる人が必要となるでしょう。
■理想はライフネット生命!?
そこで、シニア活用の際に大事になるのは、『人事力』です。
新規事業開発を進めていくにあたっては、『チーム編成』がキモになります。
意欲と行動力に満ち溢れた若手と、知識・経験・人脈の三拍子が揃った
シニア社員が上手くマッチしたら、新規事業立ち上げの成長カーブが
相当尖るのではないか、と思います。
脳科学的にも、異なる世代がチームを組むことが有用だそうです。
「脳の部位には成長する旬がある。
30代は記憶力・知識力と相関関係が高い超側頭野が、
40代は分析力や理解力を司る超頭頂野が、
50代は実行力・判断力を担う超前頭野が旬の時期を迎える」
(出所:『100歳まで成長する脳の鍛え方』)
それぞれの能力を補完できると、良い成果が出せそうですね(^^)
ロールモデルは、ライフネット生命の出口会長と岩瀬社長の組み合わせです。
このお二人による企業経営スタイルが主流になれば、新たな事業が生まれ、
シニア人材にとっても素敵な第二の人生を歩める機会が生み出される、という
新たな理想形が確立できますね。
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