第二の人生を成功させる3つのポイント

第二の人生イメージ

第二の人生はなぜ難しいのか?

高齢者雇用安定法が施行され、定年は65歳へと引き上げられました。

若者にとっては、「自らの雇用機会が失われる」という不満もあり、
また中間管理職の人達も、扱いが面倒な人だと嫌がります。

一方で、50代のシニア社員が抱える課題としては、以下のようなものが
挙げられます。

  1. 現場実務能力の陳腐化
  2. 「心の定年」症候群による、やる気減退
  3. 新しい環境になじめず、自己の活用に戸惑い、萎縮する
  4. 新しい仕事へのモチベーションが上がらない

(「企業と人材」2013年11月号より)

やる気がなくなって生産性が落ちているシニア社員を抱えるのは
企業側としては大きなコスト負担となります。
ですが、シニア社員は「もう少しすれば定年だ」と、必死にしがみ
ついてしまいます。50代の「第二の人生」というものが、「夢を
実現させる機会」ではなく、「余生」という位置付けになっている
のが、とてももったいないことです。
もし、シニア社員が、第二の人生として、新たな自分の活かし方を
見つけられるのであれば、個人にとっても会社にとってもハッピーな
結果となるのではないでしょうか?
若者の人材マーケットでは、ミスマッチを指摘されることが多いですが、
私は、シニア人材についても、需給にミスマッチが生じているように
思えてなりません。シニアの第二の人生を活かしきれない構造が出来あがって
しまっています。

新しい出会い

 

第二の人生を成功させる3つのポイント

これを打開するためには、シニア社員と企業側が協力して、3つのことを
行う必要があります。

  1. シニア社員が、自分の魅力・強みを再発見する
  2. 新しい世界を広げるための、新たな人的ネットワークを築く
  3. 自分を活かせる分野についての知識・知見を広げる

 

日本は労働生産人口が減少の一途をたどっていると言われますが、
決してそんなことはないと思っています。
なぜなら、労働生産人口の定義は「65歳未満の人」となっていますが、
知識社会になっている現代では、65歳以上の人達も十分に生産性高い
仕事ができるからです。
これからは、シニア人材が「自分らしく輝けるフィールドを再発見し、
イキイキと仕事をしていく」ことが重要になってきます。

そのきっかけとして、まずは「第二の人生」について、じっくり考えて
みませんか?

 

 


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コメント

    • 徳永建吾
    • 2014年 4月 03日

    シニアの中でも人脈や叡智や資金といったリソースを若者世代に、承継していただける人。一方で、安定した年金や資産のバックボーンがあるシニア層の中で、若者世代と協業いただき、思いや人となりがあれば、素晴らしい価値をリーズナブルな価格で提供いただける尊敬できる貴重な人財です。若者世代のサポーター、フォロワーになっていただける人がいます。

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