激動期を力強く生き抜くためには


「なぜ働くのか?」を問う

 

変化が激しい現代社会において、

『仕事・働くこと』に対する価値観も多様化してきています。

「金銭的な報酬を求めながらも、金銭だけでは満足できない。。」
「何が、自分の生きがいなのだろう・・・?」

豊かな社会になっているからこそ、こんな声も聞こえてきます。

 

改めて考えてみましょう。

「あなたは、なぜ働くのでしょうか?」

こんな問いに応えるにあたり、現代社会においては
仕事に対するパラダイムも変える必要がありそうです。

 

田坂広志 多摩大学大学院教授/ソフィアバンク代表は
こんなことをおっしゃっています。

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どのような仕事をしているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのではありません。

その仕事の彼方に、何を見つめているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのです。

田坂広志著『これから働き方はどう変わるか』より)

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高度経済成長期やバブル期と比べると、成長実感がなく、

現代の若者は明るい未来を描けない状況かもしれません。

 

でも、もっと前のことを考えてみると、、、

戦後の大混乱期を生き抜いてきた人は、「明るい未来がない」と
嘆く前に、必死に生きてきました。

ルールに縛られることなく、サバイバルしてきた方々の迫力は
自分の甘さを痛感させられます。

そして、その方々が新たな日本の礎を築いてくれたのです。

戦後の混乱期を生き抜いてきた方々の自分史をお伺いすると、
そのたくましさに触れることができ、現在の自分を捉えなおし、
改めて仕事の彼方に何を見つめたら良いか、のヒントが得られます。

 

今の30~40代の人たちが、70代の人たちの自分史を聞くことは、

「なぜ働くのか?」

「何をアイデンティティとして生きていくのか?」

という問いに向き合う手助けにもなるのです。

特に、最も身近な父親の話を聞いてみることをオススメします。

父親の歴史を通して自分を見つめ直すことこそ、
先行き不透明な時代を力強く生き抜くための入口になるでしょう。

 


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