事業承継において、考えなければならないこと(ファミリービジネス)

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5月にミセスロイド・アイスノン等の家庭用品で知られる
白元が破綻し、先日アース製薬がスポンサーになる
と発表されました。

白元は1923年に創業してから、「本業一筋」を理念に掲げ、
「身の丈に合った経営」を貫き業界トップになりました。

その堅実経営から一転、3代目そして2006年に就任した
4代目社長は成長路線を展開し、売上至上主義を掲げ、
過剰販売や不良在庫の増加により最終的には破綻となって
しまいました。

4代目の社長は慶応大学経済学部を卒業し第一勧業銀行
(現みずほフィナンシャルグループ)に入行。
米ハーバード大学ビジネススクールでMBAを取得するなど、
輝かしい経歴を持っていらっしゃる方でしたが、結果は
上手くいきませんでした。

 

なぜ、優良企業であった白元が破綻してしまったのでしょうか?

 

帝国データバンクが保有する企業データベースによれば、
老舗といわれる「業歴100年企業」には3つの特徴があるそうです。

1. 事業承継(社長交代)の重要性
2. 取引先との友好な関係
3. 番頭の存在

白元はこの3つが十分に備わっていなかったんですね。

 

事業承継というと、どうしても「資産承継(相続関連)」に
意識が行きがちですが、同時に「経営承継」をしっかりと
行わなければなりません。

弊社がお手伝いしているファミリービジネスのオーナーも
『会社の歴史とそこにまつわる社長の思いの承継』と
『番頭さん』の
重要性を説いていらっしゃいます。

特に、将来に残りづらい『思いの伝承』は、意識して
何らかの形に残しておかなければ、20年、30年後に
事業を承継する人には、伝えることができません。

また、番頭さんもただ居れば良いという話ではなく、
創業家と何を共有して、どんなサポートをしていくと
上手くいくか、というのは、創業家との相性も踏まえて
しっかりと見極めていかなければなりません。

 

長期繁栄を考えたときに、しっかりと受け継いでいくべき
ことは何か?を改めて考えさせられました。

 

(参考記事)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK14H0D_U4A710C1000002/

 

 


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